この記事では、ZEIbitで出力されたAI確定申告レポートをもとに、e-Tax(国税庁の確定申告書作成コーナー)で仮想通貨の雑所得を申告する方法を説明します。
※ 具体的な確定申告の方法については、税務署や税理士に相談することをおすすめします。
1. 国税庁の確定申告書作成コーナーで設定
各種設定を進めると、「申告する所得の選択等」の画面が表示されます。
「申告する所得の選択」で、**「雑(業務・その他)」にチェックを入れ、「次へ」**をクリックしてください。
2. 仮想通貨の所得の入力
「その他の収入がある方」の入力ページに進みます。
「雑所得を入力する」ボタンを押すと、入力フォームが表示されます。
このページで、以下の項目を入力します。
① 収入金額(円)の入力
ZEIbitのAI確定申告レポートに記載された①~④の金額を合計し、その合計額を入力してください。
- 暗号資産を**売却(円などの法定通貨に交換)**したり、別の暗号資産に交換したり、報酬として受け取ったりした金額が対象です。
- すべての取引を合計した金額を入力してください。
② 必要経費(円)の入力
ZEIbitのAI確定申告レポートの⑤の金額を入力してください。
- 必要経費とは?
取引所の売買手数料など、仮想通貨の取引で直接かかった費用を入力します。 - 具体例
- 取引所で売買する際に発生した手数料
- 取引時のスプレッド(証拠資料がある場合)
注意点:
経費として認められるには、「その支出が所得を得るために直接必要だった」と説明できることが重要です。
③ 源泉徴収税額(円)の入力
通常、仮想通貨取引では源泉徴収されません。
そのため、この欄は**「0円」または空欄**のままでOKです。
ただし、特別な取引形態(海外企業との契約など)で源泉徴収されている場合は、その金額を入力してください。
3. 入力完了
以上で、仮想通貨に関する所得の入力は完了です。
あとは他の所得(給与所得など)や控除の入力を進め、申告書を作成・提出してください。